特定非営利活動法人たねの会

たねの会は、子どもたちがのびのび遊べるまちを考え、事業をおこなう特定非営利活動法人です。

最終回を実施しました!子どもに関わる大人のための連続講座

最終回を実施しました!子どもに関わる大人のための連続講座

「成長に役立つ振り返り」を学ぶ

共感コミュニケーション

7月7日からはじまったこの講座のまとめの回です。

今日のテーマは「成長に役立つ振り返りとは」

まずは8月4日の講座から今日までの間におこなった

現場実習を振り返ることころから始まりました。

受講者それぞれから発表してもらいました。

子ども達の遊びを邪魔するワークになっていなかったか、

遊びに入るタイミングやフェイドアウトする

タイミングがよかったのかなど、

子ども達との遊びを通した関係づくりに

真剣に向き合った様子がうかがえました。

また、プレーパークを運営する人たちや、施設の職員、

プレイワーカーの子どもとの向き合い方の質の高さや、

きめ細かな心配りに気づいた意見も多くありました。

現場実習のたびに記入した振り返りシート。

時系列で自分の行動を記入するのが難しかった

という意見もありました。

みなさんの発表からは今年の酷暑の中、

実習に真摯に取り組んでいた様子がよくわかりました。

そして今日の最後の回は「成長に役立つ振り返り」の方法を学びます。

講師は、理事の稲村健夫氏。

数々の企業研修も手掛けています。

振り返りと聞くと、できなかったことを詰め寄られたり、

反省したりする場面を思い起す方が多いと思います。

中には、人格否定にまでなり、それがいやになり

会社をやめるということもあるようです。

このような振り返りにならないための一つの方法

「共感コミュニケーション」を体験してもらいました。

これは、頭(思考)で判断したり批判したりする代わりに、

自分と相手の心の声に耳を傾け、

今の感情やニーズをお互いに明確にすることで、

共感しながらコミュニケーションすることです。

例えば、朝奥さんと今日はお互いに早く帰って

一緒に食事をしようと約束していたのに、

帰宅すると真っ暗。奥さんはまだ帰ってきていなかったことがあった場合、

「連絡ぐらいしてくれればいいのに」と

少しイラっとしているが、仕事の都合で遅くなったのだろうと、

頭で奥さんの行動を正当化し、自分自身を納得させたりします。

も本当の気持ち(ニーズ)は

「今日は一緒に食事をしたかった。」ということ。

そんな自分の気持ちに気づき、共感したならば、

後から帰ってきた奥さんにかける言葉も違うはず。

自分に対する共感の練習を行いました。

話しのテーマは「最近イライラしたこと」

3人で一つのグループをつくり、一人が話し手、

残りの二人が聞き手となり、これを交代でおこないました。

話し手は「最近イライラした」物語を

なるべく具体的に語ります。

聞き手はただ聞くだけ。

聞き終わったら「気持ち・感情の未完成リスト」から

言葉(単語)を選び話し手に投げかけます。

話し手は聞き手からもらった感情の言葉をかみしめ、

自分の気持ちの中にあるか、ないかをただ味わいます。

その後、話し手は感想を話します。

れを聞いた聞き手は「ニーズの未完成リスト」から

話し手の中にあるニーズを感じ

言葉(単語)を渡します。

最後に話し手は集まったニーズリストを並べて

見渡します。

すると、不思議とその人自身がどのようなものに

共感するのか傾向が見えてきたりします。

 

私たちが運営している冒険遊び場の現場では、

さまざまなな子ども達、親子がやってきます。

その中で、子ども達のありのままの姿や、

やりたいという気持ちに寄り添うためには、

彼らの気持ちに共感することが必要です。

その時に、自分自身の共感がどこにあるのか

感じられることはとても大切なことです。

講師の稲村さんがおっしゃっていました。

「自分への共感の幅は他人への共感の幅に比例する」

自分に対する共感を意識する。

そのための研修となりました。

(理事:渕野彩子)

 

 

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