プレイパークとは

滑車ロープで遊ぶ女の子

 プレイパークとは、子どもが自由に遊べるよう工夫された手づくりの遊び場です。冒険遊び場とも呼ばれます。

 ここでは子どもの「やってみたい」が出発点。

プログラムや禁止事項はできるだけつくらず、 火や水・土・木、ロープや布・木切れなどの素材、さまざまな人の中で、子ども自身が遊びを生みだしていきます。

 大人から見ればきたなくあぶなっかしい遊びでも、そこにこそ遊びの魅力がつまっています。

 失敗や、何もしない自由も その子のもの。子どもそのものを大切にすることを基本姿勢としています。 

たねの会では、2018年から常設の遊び場「冒険はらっぱプレイパーク」(さいたま市浦和区)を運営しています。


プレイパークの発祥と現在

プレイパークの発祥は、1943年第二次世界大戦中のコペンハーゲン市郊外につくられた「エンドラップ廃材遊び場」。きちんと整えられた遊び場よりも、空き地や資材置き場の方が子どもたちが大喜びで遊んでいる、ということに気づいたデンマークの造園家ソーレンセン教授の提案によってつくられたそうです

  

終戦後、エンドラップを訪れたイギリスの造園家アレン卿夫人は深く感銘を受けてその思想を持ち帰り、ロンドンの爆撃跡地に冒険遊び場をつくり、その後冒険遊び場づくりはヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどに広がっていったのです。

  

日本では1979年、行政と市民による協働運営で世田谷区の国際児童年記念事業として日本初の常設の冒険遊び場「羽根木プレーパーク」が誕生しました。この「羽根木プレーパーク」もそうであるように、地域住民による運営が広がっているのが、世界的に見ても日本の冒険遊び場づくりの特徴なのだそうです。

2020年現在、日本全国で400か所近いプレイパークが活動しています。


関係団体のご紹介

日本冒険遊び場づくり協会 日本全国の冒険遊び場づくりを支援している中間支援組織です

 

さぼれん(埼玉冒険遊び場づくり連絡協議会)

 埼玉県内で冒険遊び場づくりにとりくむ団体・個人のネットワークのための中間支援組織です

 埼玉県内では20か所以上で冒険遊び場づくりが行われています。(2021年現在)

 

あそびの森 別所沼公園(さいたま市南区)で定期的にプレイパークを開催しています

 

大宮プレーパーク・ねっこの会

 大宮第三公園(さいたま市大宮区)でプレーパークを開催しています